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「まどのむこうの やさいは なあに?」
 2022年7月号 (発売日2022年06月03日)

 荒井真紀 作


すごい!
す、すごいです!!(あまりに拙い導入文)

野菜の表面と断面がこれでもかと画面いっぱいに広がっています。

写真のように精巧で、だけど温かみのある繊細な絵で描かれています。

ブロッコリーのページで驚いてしまって…!
小さい蕾が、ひとつずつ、丁寧に、ビッシリ…

あっち向いてたりこっち向いてたり、
深い緑色だったり黄色がかっていたり…すべてに個性のある蕾。

日頃、こんなにじっくりとブロッコリーを見つめたこと、ないです。

どんな絵も描くのは大変な作業だとは思いつつも、
これはもう、気の遠くなるような作業なのでは…?


なんて思っていたら、
折り込み付録「絵本のたのしみ」の
『作者のことば』に次のように載っていました。

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(以下引用)

「一枚の野菜の絵を描き上げるのに約3週間かかるのですがーー」

「キャベツの断面を描いているときは、
 まるで迷路の中に入り込んでしまったようなーー」

(引用ここまで)


3週間?!?!

8種類×2枚ずつ… (計算機出した)336日…??

ということは、約1年かけて
できあがった一冊ということになります。

そして子どもが読むのにかかる時間は、1回約5分…

ヒ、ヒエ〜〜…!

何度も見返すとはいえ、あらためて
絵本って贅沢なエンタメだなと
感じずにはいられませんでした…。


描写の美しさにひときしり感動しちゃいましたが
それだけではなく、
子どもが楽しむ仕掛けがほどこされています!

野菜ごとに、小さい小窓(表紙の黒いのぞき穴)がついています。

タイトル通り「次に出てくる野菜はなにかな?」と
小さい穴を覗いて、野菜の表面の一部を見て言い当てて、
ページをめくるとドーンとその野菜が出てくる!
といった感じです。

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↑裏表紙


4歳、こういうの好きですね~~!!


「キャベツ!!」

「トマト!!!」

までは言い当てるものの、
次からは

「えっなにこれ…」

とカンニングして、戻って、
言い当て(?)て、まためくる…
というのを繰り返していました笑。

うまいこと出来てるな~~と思ったのが、
なんと後ろからも読めるようになっています。

そうすると、のぞき穴から見えるのは
野菜の断面図です。

キャベツの断面図をみながら、
ついつい作者のことばから得た

「迷路みたいだね~!」

なんて言葉でアピールしてしまいました。

「ホントだ…」

とジーーッと見つめる息子。

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最近、お料理に興味を持ち始めた4歳です。
ちょうど、包丁でキャベツを切ってみたり…
としていたところでした。
タイムリーと言えばタイムリー!

包丁も火も、親の方がハラハラしながら
手を出すところと出さないところの
瀬戸際で戦っています。

次は、一回切るたびに
断面を一緒に見てみてもいいな~~
と思いました



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