「いたずらのすきなけんちくか」
作: はた こうしろう 安藤 忠雄
絵: はた こうしろう
出版社: 小学館
発行日: 2020年02月27日
40ページ(所要時間15分程度)
私が気になって図書館で借りました。
そしてそっと返却する予定でした。
ら、子どもに見つかり、「よんで!」と…
一応、本文中に漢字は使われてません。
ですが文字多めです。
ひらがなではあるけれども、
『けんちくかのおじさん』は大人の言葉遣いで
ちょっと長めの話を繰り広げたりもします。
なので4歳には正直おもしろくないんじゃないかな??
と思いながら読み聞かせました。
実際、途中でちょっと飽きたっぽい素振りも見せました。
しかしどうでしょうか…
終わったらすぐに「もう一回!」
エエ~~!!?
そして今日、4日目ですが…毎日読んでます。
しかも朝と夜。
15分くらいかかります。
正直しんどい!泣笑!
でも毎回ジーーッと見てるんです。
そりゃもう、おかあさん頑張っちゃう!
何が刺さるか、
本当にわからないものだな~と実感しました…。
でもって、こんなに読み返すくらい気に入ったなら!
と、さすがに通販でポチリ😄
絵本の内容ですが、
安藤 忠雄さんという建築家が設計した、
大阪にある『こども本の森 中之島』という
実在の図書館が舞台になっています。
そこに遊びに来た兄妹が、館内を探検しながら
『けんちく』と『けんちくか』について
見たり聞いたり、考えたりします。
がらんどうの塔、
子どもしか入れない隙間、
行き止まりの階段…
そんな不思議な空間が散りばめられている
不思議な建物で、
それを『いたずら』と
建築家のおじさんは表現しています。
どうやら、4歳息子は
この『館内を探検する』ことの追体験を
楽しんでるのではないかなと、横で見てて感じました。
というのも、4回目に読んだときに
とある場所にたどり着いたページで
「ぼく、ここがワクワクするんだよねぇ~~」
って教えてくれたんです!
そっか、ワクワクしてるのか…!!!
けんちくかのおじさんの、
ちょっと(4歳には)小難しいと思える話を聞きながら、
だけどワクワクしているんだ…!!!
『絵本は体験』とはよく言ったものだな~~と、
しばしジンワリ…。
図書館通いするようになって、
私が選んだものだけでなく
自分で選んだ絵本をウキウキ読むことも増えたけど、
こんな出会いもあるならば、
まだまだ私が無節操に読み与えることも
無駄ではないかな~と思わせてもらいました。
巻末に、絵本の中で紹介されている建物の
実際の写真や画像が載っています。
絵と写真を見比べながら
「これがこれだね!これがこれなんだね~!」
とそちらも興味津々に楽しんでおりました。
案の定
「ぼく、ここに行ってみたいな~❤️」
なんて言い出したので
「おかあさんも~~❤️」
と返事してフフフと笑っておきました。ゴメンネ…(遠い)
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