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「ぬいぐるみきゅうじょたい」

 作: ティエリー・ロブレヒト
 絵: デイヴィッド・B・ドレイパー
 訳: 川野 太郎
 出版社: 岩崎書店

 対象年齢:3~5歳
 282mm×230mm 25ページ


書店で一目惚れして購入した絵本です!
とーーーーってもかわいい!!!
絵もかわいいし、おはなしもかわいいし、表現もかわいい。

そして、とってもかわいいのにかっこいい、ねずみの救助隊。

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⇑ほらかわいい…!

屋根の上で、『やわらかい雲』をむしとりあみで集める救助隊。

なんとこれで、救助したときに腕がやぶけてしまっていたぬいぐるみを手術するときに、綿のかわりに詰めてあげるんです。
もとどおり、ふっくらふかふかになるクマくん。

さらには流れ星の尾でできた金色の糸を使って縫い合わせるというのです。

ながれぼしでつくった、とってもやわらかい糸。
だからぜんぜん痛くない。

…と、ストーリーの中に自然にそっと織り交ぜられたメルヘンな設定…
それがとてもやさしくて、なんだかとても感動してしまい…。
流れ星の尾が糸になるなんて、素敵な発想に脱帽。
想像力ってこういうことをいうんだな〜って思いました。

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かと思えば、働く乗り物が好きな子ならアンテナ立ちまくりの、ディテールにこだわったかわいい救助車たち!

救助するときに使った三角コーンをきちんと車に収納する様子とか、ほんとにさり気なく描かれていて、それを発見する息子も楽しそうです。

文章は、とてもやさしい語り口調。

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↑ ちょっと見えづらいですが、ネズミが操作してるマウスがネズミでかわいいです笑

救助隊だったり、本部があったり、専用車両があったりで、乗り物好きの息子はストーリーが気になりつつのプチ興奮。

かわいくて、シンプルで、だけど綿密な描写に
子どもの目も釘付けでした。
絵本の隅々から情報を拾おうと、あちこちに視線が動いていました。

(ページをめくる前に子どもの表情をのぞき見する私)

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そして、帰り道がわからないクマくんのために、おとどけチームの車に乗り込みます。
ヘッドホンに持ち主の泣き声が聞こえてくる、それを頼りに探します。

無事に持ち主のベッドに戻れてひとあんしん。
救助隊は、チーズ専門店の地下にある本部に戻っていきます。

あ~~よかったね!!

と、息子4歳、読み終えてとても満足気でした。よかった!!
もちろん私も大満足で、すっかりお気に入りです。

すぐに「もういっかい!」と言われ読み返したところ、
一回目は見落とした絵を指差していたりしていて読むたび発見がありそうです。


【絵本ナビ】作品紹介ページ

なんだかかわいいしか言えてない感想ですが、
実際息子も「かわいー」と繰り返しておりました。

子どもって、ちょこまかとした細かいイラスト、すきですよね。
私も大好き。
(と言うと、「ぼくのほうがすきだもんね~~!!」と謎マウントをとってきます)

とても楽しみながら一緒に読めました!!







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