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2人で読む 安心マタニティ280DAYS
鮫島浩二(著)
出版社: 主婦の友社


ちょっと育児からさかのぼって、妊娠出産期の読み物 兼 実用書です。
これはもう本当にお勧めで、妊娠してる方み~~んなに読んでもらいたい、
知ってる人が妊娠したらプレゼントしたい。
なんなら自治体で配るとかしてほしい!!
という本です。


本当に、本当~~~~~に助けられました。
妊娠中って、毎日毎日が不安との戦い。
できるなら週一で通院して、
些細なことも先生に報告して「大丈夫だよ」って言ってもらいたい、
そのくらい心配で不安。

そして偶然、この本に出合いました。
妊娠初期から、産後1週間まで、毎日、毎日、産科の先生が
声をかけてくれるんです。

今、赤ちゃんはこんな時期だよ。
今は手が、指が、神経がここまでできてきてるよ。
今赤ちゃんはおなかの中でこんな動きをしてるよ。
グーパーできるようになったよ。
まばたきやあくびをしているよ。

お母さんの体はこういう時期だよ。
辛いのはこういう状況だからだよ。
こう過ごすといいよ。
そろそろこれは我慢しておこうね。
こんな栄養を今とっておくといいよ。

次の検診ではきっとこんな様子がみられるよ。
今心配なのは、こんなことかな?大丈夫、個人差があるよ。



↓中身のイメージ

さめぼん

↑ イメージ図、頑張って書いてみたけど、帯にちゃんと載ってました…↓


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指に水かきがついてるとか、
そろそろまばたきを始めたとか、
まだ見えない赤ちゃんをイメージしやすくて、
楽しかったのを覚えています。


自分で日付を書き込めるのと、メモ欄もあるので
自分だけの妊娠の記録にもなりました。

お腹の中の変化を具体的にイメージできて、嬉しかったです。

もちろん、先走って何日分も読んでしまったり、
そして遡ったり…心の拠り所でした。


いざ検診に行ったときに、
ささやかすぎて質問するのもどうなのかしらと思うようなこと、
雑談や豆知識のお話が盛り沢山です。



そして、その時々の、パパへの助言も載っています。

今母体はこんな状況。
こういうこと手伝ってあげて。
靴下履くのも大変。
こんなサポートが必要。

検診に付き添ってるパパに産科医が話しかけてるような語り口なので、
自分からは言いづらいことも、読んで気づいてもらうことができます。

あからさまな育児書とかを
「これ読んで!父親の心構え載ってるから!」
なんて渡すのは気が引けるんですよね、なんとなく。
もっと私を心配して、もっと私を気遣って!と言ってるようで。
(むしろ、もっと言っても良かったんだと今なら思いますが。)

でもこの本なら、一緒に読んで、自然に受け入れて気が付いてもらえると思います。
なぜなら、今の母体をどう気遣うことで、本人は勿論、おなかの赤ちゃんもどう助かるか、
感情論ではなく、必要なこととして書いてくれています。

母親が無理してかがむことでおなかの赤ちゃんは苦しいんだな、って。

育児評論家とかではなくて、
産科医の言葉だから余計に、反発せずに納得してくれたりするんですよね。
(ほんとはこんな気を使わなくても助けてくれるパパなら言う事ないですが!)



実を言うと、ほんとに偶然、たまたま、転院した産婦人科が、
なんとこの著者の先生のクリニックでした。
転院後、しばらくして気が付きました。
あれ?!ここの先生、毎日読んでる本の人だ!!!

運命かと思った!

まだまだ現役の、とても優しい先生でした。語り口調も本そのままで、
私は途中からだったけど、妊娠したときから見守ってもらってた気分になりました。




以下、主婦の友社リーフレットより抜粋 ---------------


読んで、書いて、写真を貼って…記念の一冊に
マタニティ期のアドバイス本の決定版
1分で読める 1日ごとのアドバイスが、うれしい!

妊娠判明のことから、いちばんたいへんな産後1週間までを完全フォロー。
35年にわたり赤ちゃんをとりあげてきたベテラン産婦人科医である著者ならではの心温まる、力強いメッセージが詰まっています。自分の日付を記入し、メモ欄に記録やわが子へのメッセージを残していけば、一生の宝物に。

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かなり分厚くて読み応えバッチリです。







1食で1日に必要な野菜の半分を摂取できる