「のんびりニッペルチェ」
作／リアン・フィッサー
絵／ノエレ・スミット
訳／たにぐち まなみ

急ぐのが苦手なハリネズミのニッペルチェ。ちゃんとかたづけたいし、ピアノのれんしゅうもあるし、くつひもだってきちんと結ばなくちゃ…。そんなのんびりニッペルチェが、ある日、のんびり屋さんならではの大活躍をします！




ワールドライブラリ―で購入した絵本です。

子どもと一緒に、ケラケラ笑いながら読みました。
お気に入りのようです

なぜなら…

ニッペルチェのお母さんが、
「早くして！」「急いで！」
しか言わないから！！！


『登場人物に共感する』という体験をしている様子が
見ててわかりやすすぎるくらい伝わってきて…
なんだか、嬉しくなってしまいました。


読みながら私が
「わ～！ニッペルチェのお母さん、お母さんとおんなじこと言ってるね！」と言うと、

実はそう思ってたと言わんばかりに

「ほんとだよ～～！！」
「あ、ほらまた言ってる～～～！！」と、

安心した様子で心置きなく？ケラケラ笑っていました。

きっと内心そう思いつつ、（言ったら怒るかな…？）とか思ってたのかな？？？
なんて考えるとおかしくてまた笑ってしまいました。

絵本への共感＋私への配慮（？）を肌で感じられて、
それだけでこの絵本、とっっても思い入れ深い一冊になりました。


そんな、お母さんの渾身の「早くして！！！」をかる～～く受け流して、
自分の気になることをゆっくりこなしていくニッペルチェ。

こんなにこっちは必死なのに…バスが行っちゃう…時間に遅れちゃう…！！！

私と言えばもう完全にお母さんに同情・共感しっぱなしです。
素直に「うわぁ～～お母さんこんなに呼んでるのにニッペルチェ来てくれない…なんでぇ～」
と声に出して感想言います。

当の3歳はというと、

「でもニッペルチェはこれをしないとだから忙しいんだよ～～～」

と、完全にニッペルチェの味方になっていました。
それがまたおかしくて…笑！


テーマがわかりやすくて、
共感しつつ、お互いの気持ちも（ちょっとは）おもんばかれて、
のんびり屋さんのお子さんにぴったりの一冊だと思います

うちの子にはピッタリすぎました！



月額1,300円（税・送料込）で、毎月世界の絵本をご家庭にお届けします。


Baby English Labo